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golf2025.05.27

ネックとフェースに個性アリ!PXGのゼロトルクパター 【グッと深掘りゴルフギアVol.148】PXG「ALLAN」パター編

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。

第148回目に取り上げるのは、PXGのパター「ALLAN」だ。

近年、L.A.B.ゴルフのパターがPGAツアーを中心に使用者が増えていることに端を発し、いわゆる「ゼロトルク」のパターの人気が急激に高まっている。

「ゼロトルク」とは重心距離が「0」のパターで、クラブをフリーにしたときに、ベントネックやセンターシャフトなどのフェースバランスパターはフェースが真上を向き、クランクネックやショートスラントネックなどはトウ側が下がるのに対して、「ゼロトルク」は置いた状態のままフェースの向きが変わらない。つまりパターにフェース開閉のモーメントが生じないのが大きな特徴だ。

そのため真っすぐストロークしやすかったり、プレーヤーの意図どおりにパターを操作しやすいのがメリット。

昨年オデッセイからゼロトルクパター「Square 2 Square」シリーズが発売されたころから一気にブレイクし、他メーカーからもゼロトルクパターが続々登場している。

そんななか、アメリカ発のハイクオリティクラブブランドPXGからもついにゼロトルクパターが発売されたと、ゴルフ5プレステージでも話題が集まっている。

プレステージ広尾店の中村柊介フィッターも「ゼロトルクのなかでも個性的なアイテムなので、ゼロトルクに興味がある方はぜひ試してほしい」と話す。

 

『PXG「ALLAN」。ネオマレット型のゼロトルクパターだ』

「オーソドックスなネオマレットというか、慣性モーメントの大きそうな多角形ヘッドなんですが、フェースが303ステンレスなのと、ネックの形状が独特なので、意外とハマる人は多いと思います。個人的にはグリップが握りやすいのも面白いと感じています」(中村さん)

 

『プレステージ広尾店勤務の中村柊介フィッター』

中村さんの言うように、フェース部分が303ステンレスの削り出しとなっており、こういったネオマレットパターとしてはめずらしい金属的でシャープな打感。

またネックは独特のスワンネックのような形をしており、ゼロトルクパターとしては異例なヒール寄りにシャフトが取り付けられているが、構えるとシャフト軸線はヘッドセンターを指す。

 

『ステンレス削り出しのフェースの後方にアルミのボディがついた形状』

 

『独特のスワンネックのようなネックが大きな特徴』

 

『構えてみるとシャフトはヘッドの重心部分を指して見える』

ある意味複雑な形状・構造だが、従来のセロトルクパターに一定の違和感があった人にとっては、これがハマるケースも少なくないはずだ。

グリップは断面が正方形に近い四角形。そのためスクエア感が出しやすく、フェース面の向きを強く意識してストロークできる。

 

『断面が正方形に近いグリップはスクエアのイメージが出しやすい』

「シャフトはいわゆる“斜め挿し”で、素直に構えたところを正面から見るとシャフトがターゲット方向に少し傾きます。シャフトの装着位置がフェースよりもかなり後方なので、従来のパターと同じ感覚で普通に構えたときに、ボール位置がそろうようになっています。モノだけ見ると少し気持ち悪いですが、グリップなども上手く作られているので、実際に構えるとそれほど違和感はないはずです」(中村さん)

 

『シャフトがややターゲット側に傾くように構えるのが正解』

“異形”と感じやすいゼロトルクパターのなかで、自分にしっくりくるモデルを探すうえでは、個性の強い「ALLAN」は貴重な選択肢になるはず。ぜひ実際に手に取って、自分の目で確かめてみていただきたい。

 

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